「シングルママは家計の切り盛りが大変!」シングルママの貧困問題は深刻で、家計を守るために必死の状態です。内閣府の男女が対等社会を提唱する男女共同参画のトピックス「行政、NPO、企業等官民連携で取り組む子供の貧困対策」[※1]によると、ひとり親家庭の貧困率は50.8%。その中の2世帯中、1世帯が相対的に貧困の生活水準となっていました。金銭的な貧困は、子どもたちの成長にも影響がありますよね。大きな原因としては、子どもが幼い、正規雇用が難しい、の2つだと感じています。
※1 出典:「共同参画」2019年201902 | 内閣府男女共同参画局
http://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2018/201902/201902_04.html
子どもが幼い時期の離婚
シングルママになった原因は死別や離婚などさまざま理由があります。まだ子どもが幼い時期に、シングルママになったという人も多いでしょう。厚生労働省の全国ひとり親世帯等調査によると、ひとり親になったママの平均年齢は33.8 歳。その時の末っ子の年齢が平均4.4 歳となっています。[※2]
シングルママの多くは小学校入学前の子どもの育児に奮闘していますね。入学準備をするとなるとお金が必要です。私の子どもが小学生の時にかかった入学前の資金は大体、6万円前後だったと思います。指定の体育着や防災頭巾、一番高かったランドセルなど、学校によって準備する物は違いますが、必要な買い物が多く家計がピンチになりました。ランドセルは、祖父母からプレゼントとしてもらう世帯があるので親御さんのサポートがあると嬉しいですよね。私は両親からランドセルのプレゼントなかったな…泣。
※2 出典:厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査(ひとり親世帯になった時の親及び末子の年齢)」
[PDF]https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11923000-Kodomokateikyoku-Kateifukishika/0000190325.pdf
正規雇用が難しい
シングルママの貧困問題の1つには、そもそも正規雇用が難しいと点だと思います。私は現在福祉系の仕事でパート勤務ですが、職場には正規雇用のシングルママも働いているんです。しかし、時短勤務でお給料の調整がされたり仕事ができるのに単発の裏方の仕事にまわされたりしています。正規雇用にも関わらず、出世ができない状態ですよね。働いている時間の長さではなく「成果で見てほしい!」最近では女性のキャリアを形成する環境が整えられつつありますが、シングルママの貧困率の高さには課題が多いのではないでしょうか。
その他にも、「養育費をもらえていない」「協力を得られない」など、多くの理由からシングルママの貧困問題は深刻になっています。このままでは日常生活にいっぱいで、貯蓄ができず十分な教育やアクティビティを子ども達に与えてあげられませんよね。あきらめてはいけません!日本ではシングルママを支援する制度がいくつもあり、手当の条件によって児童扶養手当・住宅手当などの支援が受けられますよ。利用できる機関で協力をしてもらい生活を少しでも豊かにしていきましょう!