不安の正体とは何かを知る
多くの人が不安を抱えているものだが、特にシングルマザーやシングルファーザーだと、先のことを考えて不安になることもあるだろう。
不安を抱え過ぎて、自分の実力が発揮できないことがあったり、せっかく巡ってきたチャンスを潰してしまったりした経験を持つ人も多い。
そもそも、不安とは何なのか?
それは、先のことを悪いように考えてしまうことで発生するものだ。
しかしこれは頭の中で考えたことであり、実際に起きていることではない。
つまり、不安に思うこと、これは妄想なのである。
不安というのは、マイナスなことを頭で考えているだけだ。
あれこれ考えているうちに不安になってきた、うまくいかないのではという気がしてきた時は、「妄想」が膨らんでいるのだと考えるようにしてはどうだろう。
失敗するかもしれない、この先どうなるのだろう、そして自分の評価を下げているのでは、といった不安を感じた際は、これは妄想している状態なのだとはっきり理解してみよう。
妄想は妄想なのだから、真に受けないことが重要なのだ。
妄想から抜けるにはどうすれば良いか
妄想というのは、放置すると増えるものである。
妄想の連鎖が止まらないから何とかして止めたいという時には、瞑想をしてみよう。
呼吸をする時にお腹の膨らみ、縮みを意識したり、歩いている時に足の裏の感覚を意識してみるのだ。
そして目を閉じて、今日の朝食べたものを思い出してみよう。
何を食べたか、それはどんな味がしたかをイメージしてみるのだ。
イメージできたら、これは妄想の状態であることを理解しよう。
その後、目をぱっと開けて明るい景色を見てみよう。
何が見えているだろうか。
これは「見えている」という事実である。
そこで、さっき思い出した食事のことは妄想だったのかと自覚できるだろう。
目を閉じて見えるものは妄想であり、目を開いて見えるものは現実である。
これをしっかりと区別できるようになれば、無駄な妄想から抜けることができる。
不安というのは、典型的な妄想だ。
そのため、妄想しないでいれば不安も感じなくなってくるのだ。
本当の自信をつけるにはどうすれば良いか
正しい自信のつけ方とは、妄想をしない練習をすることだ。
人はどうしてもあれこれ先のことを考えてしまいがちだが、これは全て妄想で、現実を見ることが大切だ。
瞑想する時間を持ち、心の状態を見る時間を持つことが妄想から抜け出すのに大事になる。
これを生活習慣の一つにすることで、効果を発揮する。
不安を取り除くと、その後に残るものがある。
それが行動である。
本当の自信というのは行動、つまり「やってみる」ことなのだ。
やってみることを積み重ね、それである程度の成果が出てくる。
そうすると周囲が認めてくれるようになる。
その結果、このように動けば成果が出せるという見通しがつくようになり、自信がつくのである。