子どもに「どうしてパパがいないの」って聞かれたら?

子どもに「どうしてパパがいないの」って聞かれたら?

子ども達の成長って早いですよね。今では大学生になり立派になりましたが、小さい頃は甘えん坊な女の子で保育園に預ける時も泣き止まずに苦労したのを覚えています。長男はお姉ちゃんが良く面倒を見ていたので、甘えん坊の印象はありませんでした。ちょうど娘が小学校4年生で下の長男が小学校2年生の頃、私は元夫と離婚をすることに。すると小学校2年生の長男から「お父さんとどうして別れたの?」と質問されてしまいました。

離婚を子どもへ伝える前に

当時、離婚の手続きがまだ完了していなかったのですが、別居はしていたのでまだ子ども達にちゃんと話せていたかったのが原因です。子どもにとって家庭は自分の世界そのものなので、お父さんがお家に帰ってこなくなった時の影響は計り知れないものだったでしょう。

別居中の元夫と相談をして、子どもに離婚を伝える手順を考えました。

離婚に至った原因は100%と私達大人であり、子どもは何も悪くありません。家庭内の出来事を自分のせいだと感じる傾向が子どもにはあるようで、大きな負担を感じさせないように心がけました。決して、子どもの達せいではないとハッキリと伝えましたよ。また、離婚の理由がどんな理由でも父親の悪口を子どもには言いません。子どもたちにとっては、たった一人の実の父親なのですから。
相手をののしったり悪意を込めて語るのは避けた方が良いでしょう。

私がもっとも伝えたかった気持ちは、離婚をしてもどちらの親も子どもに対しての愛は変わらないことです。幸いにも元夫は私とは他人になってしまったものの、子どもたちが大好きで会う機会を設けています。離婚をするとなかなか父親の愛情を感じる機会は減ってしまいますが、父親の愛情を感じられる機会を少なからず子どもに作ってあげたいです。私の場合は、離婚するタイミングも迷いました。長女の高校入学や中学の卒業など、環境の変化により名字が変わってもあまり影響がないタイミングを狙いました。

子どもが小さい時の対応として

もし、お子さんが小さくて「どうしてパパがいないの?」と聞かれたら、その時のママの気持ちがコントロールできるように意識してください。元夫さんに憎悪の気持ちをもったまま子どもの質問に応えてしまうと、子どもには「ママはパパの事が嫌いなんだ」と思わせてしまいます。父親を悪く言われると、子ども自身も否定されている気持ちになるものです。自分の感情をおさえて子どもに配慮した伝え方ができるといいですね。「理解できるようになったら話すから、もう少し待ってね」と笑顔で優しく伝えるとマイナスのイメージを与えなくて済みますよ。

多感な性格の子は話をはぐらさかしても納得でいない子もいます。離婚は悪いコトではなく、「幸せになるため離婚」という背景をベースに説明を心がけてください。その通りに受け取ってくれるはずです。

離婚は子どもの受けるダメージも大きいもの。別れる時は子どもの心のケアも考えた上で手順を踏みましょう。

    © 2020 シングルマザーの生きる道 All Rights Reserved. | サイトマップ