正社員のメリット

シングルマザーが仕事を探すときに悩むのが雇用形態だろう。
正社員にするかパートにするかは悩ましいポイントだ。
とくに子どもが小さいうちは子どもを第一に考えてあげたいというママも多いので、働き方は慎重になってしまう。
子どもが病気になったときやけがをしたときに、仕事を休んで看病ができるのか、残業などで子どもを一人にする時間が増えてしまうのではないかなど、気になる点は多いだろう。

安定した収入を望むのであれば、正社員のほうが良いだろう。
毎月ほぼ決まった額の収入が得られるので生活が安定する。
社会保険への加入もできるので、長期的に安心して働くことができる。

また社会的信用度も高いので賃貸物件の審査にも通りやすいというメリットがある。
会社によって福利厚生が手厚かったり、住宅手当などがでたりするところも。
正社員の場合フルタイム勤務が一般的なので、仕事量が多くハードな面もあるが、やりがいを感じることもできるだろう。
最近では子育て世代への理解も深まってきているので、正社員として活躍できる場も増えている。

パートのメリット

正社員として就職するよりも、パートとして働き始めるほうが仕事を見つけやすいというメリットがある。
職場も自宅から近いところなどいろいろな職場を選択することができるのが魅力だ。
パートで働く場合、時給制のため基本的には残業がない。

シフト制を取り入れていることが多いので、子どもの行事やライフスタイルにあわせた働き方ができる。
短時間勤務も可能なので、子どもが体調を崩してしまった時などにも対応しやすい。
社会保険など福利厚生が受けられない、ボーナスなどがないというのがデメリットだ。
がんばった分だけ収入が増えるというのも、やる気につながるものだろう。

正社員登用制度について

離婚をしてすぐに働きたいという人は、まずはパートから始めることが多い。
すぐに働き口が見つけられるというメリットから、パートを選択するが子どもの年齢や生活状況に応じて働き方をかえるのも良いことだ。
注目したいのが「正社員登用制度」だ。

正社員登用制度とは介護や看護、医療事務や保育などをはじめとするいろいろな職場で募集をしているものだ。
まずはパートとして働き始めて、子どもが成長して時間にゆとりができたら正社員として働きたという思いがあるひとは、社員登用制度がある会社を選ぶと良いだろう。

将来の備えには

子どもにかかる教育費は決して安くない金額だ。
将来子どもが成長していくにつれて教育費もどんどん増えてしまう。
公立や私立といった選択も必要になってくるが、早いうちから将来を見据えた備えをしておくことも大切だ。
貯蓄だけでなく学資保険などもチェックしておこう。

また、シングルマザーには自治体や国からのサポートが受けられるケースもある。
控除や支援など受けられるものはきちんとチェックしておこう。